
ANA陸マイラーにとってまた厳しい改悪が…。
2021年秋、陸マイラー界に衝撃的なニュースが走りました。
いつもドットマネー by Amebaをご利用頂きありがとうございます。
ドットマネー by Ameba 公式スタッフブログ
ドットマネーからTOKYU POINTへの交換につきまして、2022年4月1日(金)より対象カードを東急カード株式会社発行のTOKYU CARD ClubQ JMB (ゴールドカード含む)、東急株式会社発行のTOKYU POINT CARD(現金ポイントカード)へ変更になります。
また、これに伴い2022年3月31日(木)をもってJMB機能非付帯の各種TOKYU CARDおよびJAL・三菱UFJ銀行・ANA提携カードでの交換受付が終了いたします。
【2022年4月1日(金)よりTOKYU POINTへ交換の対象外となるカード券種】
・JMB機能非付帯の各種TOKYU CARD
・JALカード TOKYU POINT ClubQ
・スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 「三菱UFJ-VISA」
・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
正直「ああ、またか・・・」という気持ちでした。
過去にも同様の改悪は経験していますので、いつかこうなるとは思っていましたが、落胆の色は隠せませんでした。
しかし、下を向いてばかりはいられません。幸いにも打てる手はあるので、粛々と次の打ち手を打っていかないといけません。
本記事ではこれまでの経緯を振り返りつつ、今後の事を考えてみたいと思います。
ANAマイル交換ルート 改悪の歴史
ANAマイルを爆発的に貯める最大のノウハウは、ポイントサイトのポイントを、破格のレートでANAマイルと交換する事です。
しかし、先人(賢人)たちが切り開いてくれた、その破格過ぎるが故の、抜け穴とも言えるこのノウハウは、改悪との戦いでもありました。
ソラチカルート
既に閉鎖されてしまいましたが、陸マイラー誕生の原点とも言うべきこのノウハウは強烈でした。
ハピタス、モッピーなどのポイントサイトで、クレジットカード発行、FX口座開設など、手出しなしでポイントを貯めます。毎月2万ポイント(円)が一つの目標でした。
「ドットマネー」は、複数のポイントサイトからのポイント交換を受け入れ、多種多様のポイントプログラムのポイントに交換できるサイトで、中継サイトと呼ばれています。
ここでポイントサイトのポイントをドットマネーに交換します(交換率100%)
ドットマネーをメトロポイントに交換します(交換率100%)東京メトロに全く縁のない地域に住む人にとって、本来全く不必要であるメトロポイントに交換するところがとても面白かったですね。
「ANA ToMe CARD PASMO」(通称:ソラチカ)というクレジットカードを持っていれば、100メトロポイントを90マイルに交換できます。(これは今でも実現できます)つまりポイントサイトから複数経由する事で、結果90%という非常に高いレートでANAマイルと交換できたわけです。
メトロポイントは月に20,000ポイントまでしかANAマイルに交換できませんでしたので、毎月18,000ANAマイル(0.9倍)が上限でした。年換算すると18,000×12か月=216,000ANAマイルをソラチカカードで生み出す事ができました。
これだけのANAマイルを特典航空券に交換すれば、家族で海外旅行にも行けます。
ポイントサイトはほぼ手出しなしで貯める事が可能ですので、無料で海外旅行に行く事も可能です。
このノウハウは机上の空論ではなく、非常に再現性が高かったので、陸マイラーと呼ばれる人達がたくさん誕生しました。非常に良い時代でしたね。
LINEポイントルート
ソラチカルート閉鎖後に代替として誕生したのが、このLINEポイントルートです。
元祖ソラチカルートではドットマネーに交換していましたが、ここでLINEポイントに交換します。
LINEポイントをメトロポイントに交換します(交換率90%)ドットマネーは100%でしたので、ここが違いますね。
あとはソラチカと同じです。90%×90%の交換で交換レートは81%になります。元祖ソラチカルートの90%から下がってかなり落胆しましたが、今思えば81%でもかなり高還元でしたね。
ソラチカルートの亜種であるこのLINEルートも、残念ながら2019年12月に閉鎖されてしまいました。
TOKYUルート
TOKYUルート自体は以前から存在していたのですが、LINEポイントルート閉鎖により、代替ルートとして注目されるようになりました。
ドットマネーから、東急グループで使えるTOKYUポイントに交換します。関東圏ではない私にとって、東急グループには全く縁のない不必要なポイントですが、ANAマイルに交換するために、TOKYUポイントに交換します。
TOKYUポイントをANAマイルに交換します(交換率75%)。この交換には「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」(ANA東急カード)が必要です。
75%にまで下がってしまったレートは正直痛いですが、交換までの行程が少ないのと、月100,000ポイントまで交換できる点はメリットです。
私も使わなくなった「ANA ToMe CARD PASMO(ソラチカカード)」を解約し、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(ANA東急カード)」を発行し、このルートを活用しています。
しかし、このルートもついに2022年3月で閉鎖される事が決まっています。2022年4月からはドットマネーからTOKYUポイントの交換ができなくなるからです。(STEP3部分)
陸マイラーに限らず、美味しいものはいずれなくなるというのが世の常です。改悪を重ね、ソラチカルートのような金脈はもはや存在しません。過去の歴史を見れば、新たに以前以上の金脈ルートが開通される可能性は低いと思っています。
新たな代替ルート
さて、TOKYUルートが閉鎖され、新たな有力ルートになってくるのが「みずほJQルート」です。

ドットマネーと一緒で中継サイトと言われる「Gポイント」に交換します。
JRキューポはJR九州の共通ポイントです。これまた九州圏ではない人にとって、全く縁のない不必要なポイントですが、ANAマイルに化けさせるために使います。
JRキューポをセゾンのポイントである、永久不滅ポイントに交換します。この交換にJQ CARDセゾンカードが必要です。JQ CARDセゾンカードは、年1回利用すれば年会費無料です。(利用がなければ年1,375円)
最後に永久不滅ポイントをANAマイルに交換します。この交換にはみずほマイレージクラブカード/ANAが必要です。このカードは永年無料です。
他のルートに比べ、行程は多いですが、カードの年会費がかからないのはメリットですね。現時点では2022年4月以降では最高のレートになるはずです。
今すべきこと
さて、いつまでも過去を振り返っている場合ではありませんので。2022年4月から改悪に向けて、陸マイラーの私が出来る事を考えてみます。
JALマイラーに鞍替えする
私は現在メインで貯めているのはANAのマイレージですが、JALマイレージも貯めています。
ANAをメインにしているには、単純にソラチカルートという金脈があったからです。逆に言うと、JALは貯めにくかったのです。
しかし今年に入って、状況が少し変わりそうなのです。


それはポイントサイト「モッピー」のドリームキャンペーンです。なんと交換率実質80%でモッピーポイントをJALマイルに交換できるのです。
元々ドリームキャンペーンは常設のキャンペーンとして以前から存在していましたが、新規広告利用の合計15,000ポイント/月以上というハードルがあり、この条件の達成が困難ですた。しかし2022年1月から撤廃されています。
とりあえず2022年1~3月までの限定となっておりますが、過去の例からすると、今後も継続される可能性も十分にあります。
みずほJQルートの70%より優秀なんですよね。
これから陸マイラーを志す人にとっては、ANAマイルよりJALマイルの方が貯めやすくなるかもしれません。
私は・・・正直迷っています。80%は魅力なのですが、ANAはSFC会員でJALは一般会員ですからね。
うーん、やっぱANAのままかなあ。
でも3月までにはモッピーのポイントはJALマイルに振ろうを思っています。
TOKYUポイントへの交換を急ぐ
閉鎖までまだ少し時間は残されています。今のうちになるべく、TOKYUポイントに交換してしまいましょう。
但し、今はこういう状況でANAマイルを使えない可能性もあります。ANAマイルにすると、有効期限は原則3年です(コロナ禍では救済措置がありました)
保有しているポイントサイトのポイントすべてをANAマイルに交換してしまうのは、ちょっと不安があります。
私の場合月上限である100,000ポイント分だけ、TOKYUポイントに交換する事にします。
すべて交換し終わったら、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(ANA東急カード)は解約するつもりです。
永久不滅ポイント運用
新ルート「JQ みずほルート」では、セゾンの永久不滅ポイントを経由します。
この永久不滅ポイントをANAマイルに交換せずに、そのまま永久ポイントとして保有し、それを運用で増やすという方法です。
例えコロナがあと数年間は収束しなくても、ANAマイルの有効期限を気にする必要もないし、うまくいけばポイントを増やす事も可能です。
まとめ
TOKYUルート閉鎖はANAマイラーにとっては大きな痛手ではありますが、過去何度も改悪はありましたので、粛々とすべき事をするしかありません。
それに陸マイラーにとって、本当につらいのはとにもかくにも、このコロナ禍です。
いつかまだ再び自由に旅行(特に海外)に行くという希望を持って、今は準備を続けていきたいですね。
「No travel , No life」
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