有効期限が切れそうなJALマイルを無駄なく使う方法とは?

JALマイルの一番お得な使い道は「特典航空券」です。大体1マイル2円~15円くらい相当の航空券と交換できるからです。

しかしJALマイルには有効期限があり、それを過ぎると失効してしまいます。特典航空券に交換したとしても、有効期限までに余す事なくきれいに使いきる事は難しく、中途半端な端数のマイルは必ず発生します。

こういう感じの半端なマイル

有効期限のあるJALマイル

せっかく貯めたのに、失効させてしまうのはもったいないですよね。本記事では期限切れ寸前のJALマイルを無駄なく使える方法をお伝えします。

目次

JALマイルの有効期限

JALマイルの有効期限は「3年」です。より正確にいうと「マイルを獲得した月(搭乗した月)から数えて36ヵ月後の末日」までです。例えば「2020年7月16日」に獲得したマイルは「2023年7月31日」が有効期限です。

JALカードはANAカードと違い、マイルが直接貯まるカードのため、利用の度にマイルに交換しているのと等しく、JALの方が有効期限にはより注意を払う必要があります。

新型コロナウイルス拡大による特例措置があります

2020年11月現在ですが、以下の特例措置があります。

特例措置
特例対象

2021年11月から2022年2月末までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイント

内容

有効期限をむかえたマイルおよびe JALポイントは一旦失効し、新たな有効期限(2022年3月末)のe JALポイントを付与

  • マイル・・・1マイルにつき1.5 e JALポイントとして付与
  • e JALポイント・・・同数のe JALポイントを付与

いずれも事前登録が必要です。忘れないようにしましょう。

有効期限切れの対策

現在は新型コロナウイルス感染による特例措置が施されていますが、恒久的なものではありません。

従って有効期限を迎えるJALマイルの対策は必要です。方法は大きく分けて2つあります。

方法1 他社ポイントへの振り替え

マイルは特典航空券に交換するのが一番お得です。でも家族で旅行に行くであれば特に、まとまったマイルは必要ですし、休暇のタイミングも関係するので、毎回きっちりとマイルを使いきる事は難しいです。

そこで使いきれず、中途半端に残ってしまったマイルは、マイル以外の価値ある他社ポイントに変えるのが良いでしょう。使いやすいポイントとしていくつかご紹介します。

①Pontaポイント

マイル数交換率
3,000マイル〜9,000マイル1,000マイル単位で1マイル=0.5Pontaポイント
10,000マイル10,000Pontaポイント

共通ポイントであるPontaポイントは現金に近い存在です。マイルに変わる相手としては良いでしょう。3,000マイルから交換できるところは使いやすいです。

しかし、9,000マイルまでだと0.5倍なので価値が半分になってしまいます。ちょっとレートが悪いですね。もしやるなら、10,000マイルで等価交換の方が良いですね。

②WAON

スクロールできます
申込日交換単位と交換率期間内上限
通常10,000マイル=10,000WAON同一年度(4月~翌3月)に20,000マイル
2022年3月31日まで3,000マイル=1,500WAON(1,500円相当)
10,000マイル=11,000WAON(11,000円相当)
20,000マイル=22,000WAON(22,000円相当)
40,000マイル=50,000WAON(50,000円相当)
上限なし

ただいま期間限定で交換率が上がっています。Pontaポイントよりは少しお得ですね。WAONはイオン以外でも使えるところが多く、使いやすい電子マネーですので、選択肢に加えてもよいかもしれませんね。

③FamiPayギフト

10,000マイル=10,500円相当のFamiPayギフトコードに交換できます。ご利用にはファミリーマートのアプリ、「ファミペイ」のダウンロードが必要です。

こちらは500円分お得です。コンビニで10,500円ってなかなか使いごたえはありますね。でもファミリーマートだけでしか使えないので、汎用性はちょっと低いですけどね。

④その他の主な他社ポイント

その他現金と同じように使える他社の電子マネー系を集めてみました。

スクロールできます
交換先必要マイル交換単位
Amazonギフト券10,000マイル10,000円相当
ビックポイント10,000マイル10,000円相当
ファミリーマート10,000マイル 10,000円相当
モスバーガー10,000マイル10,000円相当
スターバックス10,000マイル10,300円相当
マツモトキヨシ10,000マイル10,000円相当
Suica10,000マイル10,000円相当

スターバックスがちょっとだけお得ですが、概ね等価交換(1マイル=1円)です。

方法2 eJALポイントポイント

他社ポイントは基本的に1マイル=1円でした。本来特典航空券に交換すれば、1マイルは2円以上の価値になりますので、やはり少しレートが悪いですね。

ただ上述のように特典航空券だけだと、有効期限までに上手に使いにくいです。

そこでおすすめしたいのはeJALポイントです。

おすすめ① 場合によっては特典航空券よりお得

e JALポイントは、JAL Webサイトでの航空券・ツアー購入代金の一部または全額の支払いに利用できるポイントです。1ポイント=1円で現金と同じ価値で使えます。

e JALポイントで購入した航空券は有償航空券と同じ扱いですので、特典航空券とは違い、フライトマイルも貯まりますし、座席数に制限はありません。繁忙期でない時などで先割運賃が安いときなど、場合によっては特典航空券よりお得になるケースもあります。

おすすめ② 交換レートが良い

5,000マイルから交換ができます。この場合レートは1マイル=1eJALポイントですが、10,000マイルの場合は15,000e JALポイントとなります。1マイル=1.5円ですね。他社ポイントよりかなりお得です。

1マイル=1.5円だと特典航空券より得になる場合があります。例えば下記の例です。

羽田ー札幌間の特典航空券の必要マイルは片道7,500マイルです。

一方「ウルトラ先得」という早割運賃なら9,460円です。

7,500マイルは11,250円相当のe JALポイントと同じですから、ウルトラ先得運賃の航空券を e JAL ポイントで購入する方がお得です。

運賃が高くなるハイシーズンや、先得が使えない場合は特典航空券の方が総じてお得です。

おすすめ③ 有効期限が延長できる

eJALポイントの有効期限は「交換を行った日の1年後の同月末」です。要は交換してから1年ですね。しかし追加で交換をすると、以前eJALポイントとして残っていた分も含め、全てのeJALポイントの期限が、追加した月から1年となるのです!

eJALポイントへの交換を繰り返す事で、事実上半永久的に「eJALポイント」を持ち続けることができるのです。ANAにはスカイコインという同じような仕組みはありますが、この延長できるスキームはありません。

クロフネ

JALマイル、eJALポイントには事実上有効期限はないと言ってもいいですね!

まとめ

JALマイルは3年という有効期限がありますが、eJALポイントを活用する事で事実上有効期限をなくす事ができます。

有効期限に注意
  • JALマイル…3年を経過する前に使い切れないマイルはeJALポイントに交換。
  • eJALポイント…1年を経過する前に、追加でマイルから交換し、すべてのeJALポイントの有効期限を延長

であれば、やはりJALマイルは1マイルの価値を考えるならば、特典航空券かeJALポイントと交換して飛行機に乗りまくるのが一番良いと思います。

1点注意が必要なのは、交換単位が最低5,000マイル(JALカード会員なら3,000マイルでOK)からなので、それ未満のマイルしかなければ交換自体ができないので、有効期限の延長ができませんので注意しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次